こんにちは!今回はシール貼り遊びの知育効果についてご紹介します。
シール貼りなんて単純な遊びに、知育効果なんてあるの??
と思うかもしれません。しかし、シール貼り遊びをすることで身に付く効果は沢山あります。
ちょっと(だけ)昔の話ですが、私は中学を受験して私立の中学校・高校に通っていました。中学に入って驚いたのが、クラスメイトは勉強が出来るのはもちろん、それだけではない人ばかりでした。
足が速い、バレーボールがうまい、ピアノが弾ける、手芸が得意、絵が上手などなど。
頑張って勉強だけして入学した私は、とても驚きました。そして、勉強が出来る人には共通点があることに気が付いたのです。
それは、みんな”器用”であること。
知育の世界では、「手指を使うと脳への刺激になる」と言われています。
子どもができ知育について学ぶことで、「自分の体験」と「知育の理論」がリンクしました。
手指を器用に使える方は、どんな道具も上手に使えますし、やり方を工夫する器用さも合わせ持っていることに気が付きました。
シール貼りは、手指を使って脳を刺激する優れた知育遊び。
1歳からできるので、はじめての知育としてもおすすめ!!
この記事で分かる事
- シール貼り遊びの知育効果
- シール貼り遊びの遊び方
- シール貼り遊びの注意点
シール貼りの5つの知育効果
シール貼りの知育効果は次の5つと考えられます。
- 手指を動かすトレーニングになる
- 能動的な行動が身につく
- 集中力が身につく
- 想像力が育まれる
- コミュニケーション能力が高まる
大人からすると単純な遊びですが、子どもにとっては沢山学ぶ事があり、知育にぴったりなのです。それでは、詳細をさっそく見ていきましょう。
シール貼りの知育効果①手指を動かすトレーニング
シールを台紙からはがして思ったところに貼る行為は、大人にとってはなんでもないことですが、子供にとってはとても難しいことです。
シールをぎゅっと握ってしまうと、粘着性が損なわれて貼りつかなかなくなってしまいます。シール貼りは持ち方や力加減を工夫する必要があり、手指のトレーニングになるのです。
手指が思い通りに動かせるようになると、着替えたり、食べたりなどの日常的な行動がやりやすくなります。子供に自我が芽生えて、なんでも自分でやりたいのに出来ないとなると、かんしゃくを起こしやすくなります。
また小学校に上がると、たくさんの道具を使う必要があります。手指を思ったように動かせず、道具を使えないと授業についていけなくなり、勉強が面白くなくなります。勉強が面白くないと学校が面白くなくなります。
手指を上手く動かせるようになるためには、小さい頃からのトレーニングが必要なのです。
シール貼りの知育効果②能動的な行動が身につく
シール貼りは、台紙からどのシールをはがして、どこに貼るかを子供が自分で決めます。とても能動的な遊びです。
最近のおもちゃは高性能で、電池で自動的に動いたり、話したりします。子供はスイッチを押すだけでいいものや遊び方が決まっているものが多いのです。
シール貼りは、遊び方の決まっていない、能動的な遊びなので、”自分で考えて行動する”習慣が付きます。
シール貼りの知育効果③集中力が身につく
大人にとってはなんでもないシール貼りですが、小さな子供にとっては大変な作業。シールを台紙からはがして、思ったところに貼るためには集中力が要ります。
集中力がないと、勉強もスポーツも上手くいきません。集中の仕方を知っている子供は、勉強もスポーツもポイントをはずしにくいのです。
シール貼りの知育効果④想像力が育まれる
どのシールをどこに貼るかを考えるを繰り返しているうちに、絵を描くようにシールを貼れるようになります。
例えば、女の子が犬を連れているなど、組み合わせられるようになるのです。
幼稚園や保育園、小学校などで「好きな絵を描いて」と言われても想像力がないと戸惑ってしまって、何も描けなかったり、隣の子のマネをしてしまったりするのです。想像力も一朝一夕には育まれませんから、子供の頃の過ごし方が大切なのです。
シール貼りの知育効果⑤コミュニケーション能力が高まる
子供にシール貼りをさせる時に大人は「どれ貼る?」「どこに貼る?」などと声をかけてあげてください。
「これを貼りたい」など、子供は答えたり、しぐさで示したりするでしょう。
自分の意思を示すことは、簡単にできないので、小さい頃から練習する必要があるのです。親もなにもないと話しかけづらいですが、一緒に遊ぶと自然と言葉をかけられるようになります。
シール貼りで注意する点とオススメのシール遊び
子供が小さいうちは、誤飲に注意しなくてはなりませんので、普段シールは子供の手の届かないところに保管し、遊ぶ時は必ず大人と一緒に遊びます。
年齢に応じて、まずはシールを台紙から少し浮かせて、はがしやすくしましょう。子供が小さいうちは、失敗のないシール遊びをするのがオススメです。
例えば、緑色の紙でクリスマスツリーの形に切って、オーナメントに見立てたシールを貼るなどです。
これなら、曲がってしまっても、シールとシールが重なってしまっても失敗ではありません。親子で一緒にやってもいいですね。
キャラクターの絵や形をしたシールではなく、〇だけのシールを貼って、ブドウなどの形を作れるのは、年齢を重ねる必要があります。
最初から知育効果を狙って、遊ばせると失敗します。
大人がすんなりと「上手に貼れたね」と言えるものを用意し、”やってみる→褒められる”の成功体験を繰り返すことで、子供の自己肯定感が高まります。
我が家のシール貼り遊び
子供と一緒に買い物に行くと、シールを貰ったり、お菓子についていたりとシールはとても身近な存在です。
子供はシールを貰ったら貼りたくなりますので、我が家では古いカレンダーをそのままにして、シールはそのカレンダーだけに貼ってよいことにしました。
重なっても向きが曲がっても、何も言わずにいました。息子はだんだんとストーリーを考えられるようになり、「僕が風船でお空を飛んでいるの」などと言うようになりました。想像力が育まれたことがわかり、嬉しく思いました。
息子も娘も保育園に通う頃になると、シールブックで示された場所にきちんとシールを貼れるようになりました。シールブックは音が出ないので出先でも遊べるのが良いと思いました。
シール貼りの知育効果:まとめ
シール貼りの知育効果は次の5つと考えられます。
「手指を動かすトレーニングになる」「能動的な行動が身につく」「集中力が身につく」「想像力が育まれる」「コミュニケーション能力が高まる」です。
初めから知育効果を得ようと、シール貼りをさせようと意気込むと失敗します。
「貰ったシールを貼ってみよう。」「魚のシールがかわいいから貼ってみよう。」などと、遊びを中心に考えたほうが知育効果が高まります。大人も楽しんでいる、喜んでいることが子供に伝わるほうが効果的なのです。
シール貼りは、4~5歳くらいまで楽しんで遊んでいました。単純作業に感じますが、子どもにとっては沢山の知育効果もあります。特に手指の使い方が上手になる点は、文字を書く事や器用さの基礎となり、子どもが成長した時に、様々な点において応用が利くようになります。
是非、親子でシール貼りを楽しんでみませんか。