年長さん、小学校入学前の勉強準備どこまで?先取学習のポイント

年長さん、小学校入学前の勉強準備どこまで?

年長さんの勉強はどんな事をすればいいの?
小学校入学前の先取りのポイントを知りたい!!

このように悩んでいるパパ・ママは多いですよね。

我が家には小学校6年生の息子と年長の娘がいます。小学校入学前まで半年を切っており、お兄ちゃんの経験を踏まえ、先取り学習を進めています。

パパ・ママにとって小学校入学はとっても嬉しい事。

一方で、勉強についていけるか心配・・・

だから、年長さんの時にどこまで勉強をしておけばいいか?と悩みますよね。

特に、我が家のように保育園に通っている場合は、先取り学習はもちろん、読み書きの勉強を自宅で行わないと何も知らない状態で小学校へ入学します

この記事で分かる事

長男の小学一年生の時の経験や中学受験を踏まえて、
年長さんの勉強はここまでやった方が小学校入学時にスムーズに学校生活に慣れると思えるラインを
ご紹介します。

年長さんが小学校入学前に勉強をした方がいい3つの理由

年長さんが先取り学習すべき3つの理由
年長さんが先取り学習すべき3つの理由

小学校に入れば、授業で勉強をするから先取りで勉強する必要ないのでは?

と思うかもしれません。

しかし、小学校6年生の長男の学力を見ていると、「家庭で学習」が出来るか、出来ないかで大きな差が生まれます。

年長さんが小学校入学前に勉強をした方がいい理由を3つご紹介します。

年長さんの先取り学習効果①家庭学習の習慣が身に付く

家庭で学習する習慣は、年長さんのうちから身に付けておく必要は絶対にあります。

小学校に入学すると、毎日宿題がでます。家庭で学習の習慣がないと、授業を受けるだけでも一苦労。

さらに、家でも宿題をするのはカナリ負担に感じます。

宿題が面倒・つらいと感じてしまうと、学習に対してネガティブになり、親がいちいち「宿題はやったの?」と小言を言う負のサイクルが生まれます。

のび太のママを思い浮かべてください(笑)

一方、年長さんのうちに「学習習慣」と「先取り」をしておけば、

✓ 授業の負担が少ない
✓ 学習習慣がついているので、宿題の負担が少ない
✓ 親は小言を言わなくて済む

というプラスのサイクルが生まれます。

年長さんの先取り学習効果②自分に自信が持て、授業が楽しくなる

小学校で勉強する内容をある程度練習しておけば、授業の中で「分かる」「できる」といった自信を持てます。

子どものうちは、自信を持つことがとっても重要。自己肯定感が高まります。

また、授業が理解できるので授業も楽しくなります。

年長さんの先取り学習効果③認められる場面が増える

小学校の授業では、「手を挙げて答える」事を求められます。授業についていければ、手を上げる機会も増え先生・友達に認められます。

逆に、「みんなが手を挙げているのに、自分は分からない」という状況があまりに多いと自信もなくなります。

小学1年生の教科は何がある?

具体的にどのようなことを、どの程度できるようにしておけばよいのか説明します。

そのためには、まず小学1年生で勉強する科目を確認します。

国語
算数
生活
音楽
図画工作
体育
道徳

などがあります。

この中で、年長さんが家庭学習でやっておきたいのは
国語と算数ですね!!

この2つの教科で具体的に何をどこまで、年長さんの内に学習すべきかを見ていきましょう。

年長さんの入学前勉強①国語(ひらがな・カタカナ)

小学一年生の国語の主な学習内容は

ひらがな
カタカナ
漢字(80字)
音読
作文(文章を作る)

などがあります。

この中からどこに注力を入れればいいのでしょうか?

年長さんは入学前にひらがなは読めるようになるべきか?

結論から言うと、ひらがなは全部読めた方がいいです。

理由は、①文字に対する興味と②外的要因の2つです。

ひらがなが読めるという事は、学習をするための基礎が出来ているという事。
そして、文字に興味関心があるという事です。

早い子だと、年少・年中さんの頃には「文字を読みたい」という欲求が生まれてきます。

子どもの成長したい気持ちを支えてあげる事はとっても重要です。

もう一つは、外的要因。お兄ちゃんの時の話ですが、ほとんどのお友達は読み書きが出来た状態で入学していました。

周りは読めるのに自分はできない

というのは、劣等感につながります。
その後の学習にも大きく影響が出るのは想像しやすいと思います。

年長さんは入学前にひらがなは書けるようになるべきか?

もちろん、ひらがなが書ける方がいいです。

まだ書けないよ。という場合は、焦って覚えるのではなく、次のステップで準備をすればいいと思います。

自分の名前を書けるようになる

自分の持ち物に名前を書く機会が一気に増えます。名前が書けないと苦労する可能性があります。

運筆の練習を行う

いきなりひらがなを書く練習をするのではなく、運筆力を高める練習をするのがおすすめです。

「運筆力」とは、自由自在に鉛筆を動かす力のこと。
自分の思う通りに鉛筆を操れないと、文字を書く事が負担になります。

運筆力を鍛えるには、迷路やお絵描きや塗り絵などがおすすめ!!
これなら、遊びながら運筆力を高める事ができます。

運筆力をもっと詳しく

運筆力をもっと詳しく知りたい方は、「運筆力はなぜ重要?2歳から楽しみながら運筆力を高める方法」の記事をご覧ください。どのようなトレーニングが運筆力を高めるのに有効か説明しています。

年長さんは入学前にカタカナは読み書きはできるようになるべきか?

もちろんできた方が良いです。
でも、先に取り組むべきは「ひらがな」です。

ひらがなが出来れば、カタカナはあっさり出来るようになると思います。

文字に興味があれば、カタカナも勉強したい!!という意欲を持ってくれるからです。

余力があればカタカナにも取り組んでおくと良い。程度に考えておきましょう。

年長さんの国語先取り学習まとめ

年長さんの内にやっておきたい、国語の勉強は下記の通り

勉強しておきたい!!

・ひらがなの読み
・運筆力の練習
・自分の名前を書ける

もっと先取り学習できる余裕ある

・ひらがなの書き
・カタカナの読み書き

年長さんの入学前勉強②算数

国語の次は、算数の勉強を見てみましょう。
小学校1年生の学習では

100を超える数の表し方と意味
足し算
引き算
大きさ比べ

などを学習します。

年長さんは算数の先取学習は何をするべきか?

入学前に必要な事は、数の概念(感覚)を理解する事です。
数の概念(感覚)とは、1という数字は「モノが1つある」という事と結びついている事。

数字を数えられることと概念(感覚)を理解する事は似ているようで異なります。

数字の概念を覚えるには、こちらの無料プリントが便利です。

10まできちんと数の概念を理解した後で100までの概念を理解するよう練習するのが効率的ですね。

年長さんは足し算・引き算は出来るようになるべきか?

小学校1年生の算数の主なカリキュラムは下記の通り

 10までの足し算・引き算
 繰り上がり・繰り下がり

参照:学校図書株式会社 (教科書を作成している会社)

全く計算のやり方を知らないまま、入学するのはリスクが高いので、10までの足し算と引き算を家庭で出来るようにするのがベストだと思います。

余裕がある場合は、繰り上がり・繰り下がりの学習にすすむのがよさそう。

ただ、繰り上がり・繰り下がりは理解するのにかなり時間がかかります。

娘もかなり苦労しました。

そこでおすすめなのが100玉そろばん

数字と概念を同時に学ぶ事ができ、繰り上がり・繰り下がりを目と手を使って学ぶ事ができます。

年中さんくらいから遊びの中に取り入れる事をおすすめします。

**100玉そろばんの使い方効果を見てみる

100玉そろばんとは?効果とおすすめのポイント
100玉そろばんの知育効果とは?100玉そろばんをすすめる理由

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年長さんの入学前勉強③時計

時計の読み方は、ある程度覚えた方が学校生活をスムーズに遅れます。

幼稚園・保育園とは違い、時計を見て行動する事が多くなります。

あと授業は何分で終わる
休憩時間は何分まで

など。

算数の授業で時計の読み方を習いますが
時計を読めた方が時間の感覚を掴めるので
自分で見通しを立てる事ができます。

ただ、60進法なので覚えるのは一苦労です。

15分単位で構わないので最低限の分かるようにしておくのをおすすめします。

絵本の活用:年長さんが時計を無理なく覚える方法

年長さんにとって時計の学習は非常に負荷が高いです。そこで、絵本を使ってまずは時計に興味を持ってもらうのはいかがでしょうか?

おすすめの絵本を2冊ご紹介します。

とけいのおうさま

時計の国のお話。表紙の時計が時計の国の王様。のんびり屋さんの王様は、時間を守る事に嫌気をさしてしまいます。

物語を通じて時間を守ることの大切さを楽しく伝えてくれます。小学校に入学すると、時間に従って行動することが求められます。

年長さんが時間の大切さを学んでもらうのにぴったりな絵本です。

とけいのえほん

絵本を読み進めるだけで、時間の概念が身に付く絵本です。針の説明は一切ないですが、時間の流れを理解するのにぴったりな1冊です。

年長さんの算数・時計先取り学習まとめ

年長さんが先取り学習として学んでおきたい事は下記の3点になります。

年長さんで学んでおきたい事

・数の概念
・10までの足し算・引き算
・時計が少し読める事

まで家庭で学習しておくと安心です。

年長さんの入学前勉強④余力がある年長さん向け

これまで見てきた、国語・算数の先取はもう終わっているよ!!
というお子さんには、漢字や2桁の足し算に進むよりも
別の学習をおすすめします。

ポイントは、浅く先取りをするよりも、深く学ぶです。

国語の学習は、ひらがな・漢字の読み書きが出来ることがゴールではありません。

✓文章を読んで理解する
✓文章を書ける
✓文章を楽しむ

などの能力を身に付ける事だと思います。

そのためには、がむしゃらに漢字の勉強に進むよりも
音読の練習がおすすめです。

やはり、単語の読み書きと文章の読み書きには大きな壁があります。
国語力を身に付けるには、音読学習が効率的。

私も外国語(英語・タイ語)を勉強した時に、一番効果があったのは
音読でした。

また、息子の中学受験の問題を見ていて感じた事は、文章問題が多いという事。文章問題というのは、国語ではなく算数・理科の話です。

問題文が非常に長く、正しく問題を読み取る国語力は必須なんだなと感じました。

小学校入学準備を効率よく行いたいパパ・ママへ

年長さんの学習を自宅で教えるのは大変ですよね。

我が家の場合は、以下のステップで学習をしているので、無理なくハードルをクリアしています。

こどもチャレンジで興味を持ってもらう

こどもチャレンジの素晴らしい点は、子どもの成長に沿った教材になっています。

年少さんから少しづつひらがな、カタカナに興味を持てるように工夫されています。時計ももちろん学習します。

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こどもちゃれんじ以外にも優秀な幼児用通信教育は沢山あります。6社の有名通信教育の比較記事もありますので参照にしてください。

プリントで学習を深める

ただし、こどもちゃれんじだけだと勉強量が足りないので、プリントで補完しています。
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最初からプリントだけで勉強すれば・・・・と思うかもしれませんが、遊びを通じて学習興味を持ってもらう点に於いてとっても優秀なので、何も準備をされていない方はちゃれんじがおすすめです。

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年長さん、小学校入学前の勉強準備まとめ

年長さんのうちに勉強しておきたいことをまとめます。

年長さんが学んでおきたい事

【国語】

・ひらがなの読み
・運筆力の練習
・自分の名前を書ける

【算数】

・数の概念
・10までの足し算・引き算
・時計が少し読める事

誤解がないようにしますが、決してこれらの事を完璧にする必要はないと思っています。

もっと、重要なのは家庭での学習習慣を年長さんのうちに身に付けておくことです。

小学校に入れば、毎日のように宿題がでてきます。

少しの先取りと勉強習慣があれば、小学校入学時に子どもへの負担が少なくなり

授業も楽しくなり、学校を楽しむ事ができるようになります。

  • この記事を書いた人

ちいパパ

パパが知育に目覚めた!?
現在2児のパパ。息子の中学受験をきっかけに娘の知育に興味を持ち、家庭知育に取り組む。娘のために作った無料知育プリント【リピプリ】を公開中。

詳しいプロフィール << 子どもの可能性を広げるために、パパ・ママが出来る事

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