親なら誰でも、子供に幸せになって欲しいですよね!!
子供が幸せになるために、親はあれこれ教えたくなってしまいます。
子供が将来に渡り幸せになるためには、コミュニケーション能力が必要です。コミュニケーションが取れれば、自分の感情を表現できて、相手の言うことも聞けるからです。
コミュニケーションの基礎として、最初に着目したいのが語彙力。
そして、沢山の単語を楽しく覚える遊びに「しりとり」があります。
この記事で分かる事
- しりとりの知育効果
- 単調にならない工夫
- しりとりの効果的な遊び方
しりとりは道具のいらない最強の知育遊び
子供が4歳くらいになって、おしゃべりが上手になり、ルールも理解できるようになると、「しりとり」で遊べるようになります。
「しりとり」は道具もいらないので、いつでもどこでも遊べます。
我が家では車での移動中によく「しりとり」をしていました。子供がぐずったりすると、運転している夫をイライラさせてしまうからです。
最初は、子供の名前からスタートすると、子供は喜んでやります。
例えば、子どもの名前「ゆうき」の場合は「ゆうき」からスタート。
しりとりを面倒に感じる場合は、子供の名前からスタートすると嫌がらないのでおすすめ!!
子供が小さい頃は、子供のわかる言葉を選んで「しりとり」をしていたので、ついつい食べ物が多くなり、「ママとしりとりするとお腹がすくよ。」と言われるようになりました。
例えば
サンドイッチ→チョコレート→時計→イス→スパゲティ→いのしし
など、つい食べ物が増えます。
子どもが小さい時は、しりとりのハードルを下げる
我が家では、濁音や半濁音の場合は、濁音のままでも濁音じゃなくてもいいことにしていました。例えば「が」は「か」で続けてもいいことにしました。
「しりとり」は「ん」が付くと負けになってしまいますが、「ん」の付く言葉が多いのです。
そこで、回避方法も教えてあげましょう。
例えば、「プリン」はxですが、「プリンアラモード」は〇です。
「みかん」はxですが、「みかんの缶詰」は〇です。
私は子供の年齢に合わせて、少しずつ子供が知らないものも入れるようにしました。「ムササビ」や「ツノダシ(魚の名前)」などです。「ムササビってなあに?」って言わせようとしていたのです。「しりとり」は遊びながら言葉を覚えられるのです。
慣れてきたらしりとりに時間制限をつけてハードルを上げる
慣れてくると刺激がなくなり、子どもが飽きてしまう場合も。
そういう時は、時間制限をつけてあげるのがおすすめ。10秒以内に答えないと失格にするルールをつけるとハードルが上がります。
10・9・8・7・6とカウントダウンで数えていくと、焦りますよね!!
将来子どもは試験など「限られた時間」で答えを出すことを求められます。大人も子供も時間制限があるとプレッシャーがかかりますよね。
小さい頃から、時間制限をつけた遊びを通じて、少しづつ負荷に対してメンタルを強くしておくとよいかもしれません。
しりとりに縛りをつけると、発想力が鍛えられる
「しりとり」が上手にできるようになったら、「しりとり」を応用させてみると頭の体操になります。
やりかたは簡単です。住んでいる地域にあるものをしか使ってはいけないルールを設定しましょう。いわゆる「縛り」ですね。
例えば
那覇→ハイビスカス→スイカ→嘉手納→波の上ビーチ→ちんすこう→海
といった感じです。
最初は縛りはゆる~くしてあげるのがポイント。お子さんの年齢にあわせて。
しりとりの2文字ルールもおすすめ
また、おしりの2文字ずつを「しりとり」すると、ハイレベルになります。
例えば
しりとり→とりかご→鹿児島→しまうま→馬飛び→跳び箱→函館→伊達巻
2文字しりとりは最後が「ん」でもいいのですが、おしりから2文字目が「ん」だと負けになります。
つまり
きりん〇 だんごx
となりますので、大人も頭を使います。負けないように、なおかつ子供が続けやすい言葉を選ぶ必要があるからです。
「しりとり」でひらがな・カタカナの練習も
文字が書けるようになったら、「しりとり」を書かせてみましょう。
きっかけは、息子が小学校の時に先生から「カタカナが苦手な子供が多くて。」と聞いたことです。特に伸ばし棒を間違える子供が多く、カレーライスをカーレライスと書いてしまったり、サッカーをサッカアと書いてしまうと聞きました。
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確かに小学校の授業では、ひらがなには時間を割きますが、カタカナはそれほどでもありません。カタカナで書く言葉についての授業もあったので、カタカナで書く言葉しりとりを書かせてみることにしました。
カタカナで書く言葉とは、海外から伝わったもの、生物の名前、外国の地名や人名です。
例えば、
シンデレラ→ランドセル→ルーレット→トナカイ→インク→クジラ→ランプ
となります。
最初はパパと交代で書いてもいいでしょう。慣れてくると、ひとりでも出来るようになります。兄弟や友達とやってもいいですね。
書くと伸ばし棒の位置や勘違いしていた言葉にも気が付きます。
「ココア」を「ココワ」と思っていたなどです。
しりとりを書くのはひらがなの書き取り練習の代わりに
「あ」ばかりを何回も書く、書き取り練習はすぐに飽きてしまいますが、しりとりを書くなら、息子も娘も喜んでやりました。
日本語は話せていても文字にすると難しいこともあります。
「ぼうし」を「ぼおし」と間違えるのはよくあるケースです。「ひまわり」は「ひまーり」に近い発音になるので、「ひまあり」だと勘違いしやすいです。
日本語は発音からは、「は」なのか「わ」なのかきちんと学習しないと分かりません。そのためには、プリントを使った練習が必須ですが、遊びの中で書く練習ができると子どもも楽しく学習できます。
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書く「しりとり」は小学生の漢字学習にも応用が出来る
この「しりとり」を書くは、漢字や英語にも応用することが出来るのです。
例えば
学校→校長室→室内→内側→側面→面接→接近→近道→道順→順番→番号
漢字しりとりは、熟語を知らないと続かないので、熟語を覚えるようになります。音読みと訓読みの両方も覚えられますね。漢字2つの熟語から3つ以上に増やすと高度になります。
日本海→海老天→天気図→図工室→室内外→外科医→医学部→部外者
しりとり遊びを英語に応用
apple→English→house→ear→right→tennis→small→land→donuts
などです。英語はスペルも覚えなくてはならないので、書き取り練習の代わりになります。辞書を引きながら書いてもいいことにすると、英語の辞書にも慣れることが出来ます。
日本語だと「る」で始まる言葉が少ないですが、英語だと「R」で始まる言葉が多いことなどにも気が付きます。
「しりとり」は言葉を知らないと負けてしまうので、言葉をたくさん知ろうとします。
言葉をたくさん知って語彙力が高まると、その場にふさわしい言葉を選びやすくなるので、コミュニケーション能力が高まるのです。
我が家の息子は語彙力が増えてから、説明が上手くなりました。
学校で手を挙げて発表するのに抵抗がなく、成績もいいです。
しりとり遊びは知育から小学校の学習まで効果の幅が広い
「しりとり」は道具もいらない最強の知育遊びです。
年齢に応じて、わかりやすい言葉を繋ぎます。言葉の面白さやゲームの面白さが伝わったら、成功です。
「しりとり」が上手になったら、縛りをつけてハードルを上げるとマンネリ化しません。
文字が書けるようになったら、是非「しりとり」を書かせてみましょう。書き取りの練習にもなりますし、勘違いしていた言葉にも気が付くことが出来ます。
書く「しりとり」は、ひらがな、カタカナだけでなく、漢字、英語にも応用することが出来ます。
「しりとり」は言葉がたくさん知っていないと負けてしまいます。言葉をたくさん知っていると、その場にふさわしい言葉を選ぶことが出来るようになります。
大人でも言葉を知らない人は、コミュニケーションがうまくいきません。
小さい頃から遊びながら、言葉を蓄えておきたいものです。
是非、親子で「しりとり」を楽しんでくださいね。