こんにちは。9月1日は防災の日。
保育園・小学校に通う子ども達はそれぞれ訓練の様子を詳細に報告してくれました。また、購読している読売こども新聞でも1面で特集していました。
言うまでもなく、日本は災害大国
これまであまり意識して家族で話し合いをしたことがありませんでした。しかし、小学6年生の息子は来年には中学生。世界がどんどん広がる前に、親として防災についてきちんと教える必要があると考えました。
そこで、9月1日の防災の日に、家族で防災について考える事にしました。
こどもたちは、新聞を使った家庭学習を通じて防災について、楽しく学ぶことが出来きました
この記事では、家庭でできる子ども向け防災対策についてご紹介します。
こんな方におすすめ
✓ 防災の日を意識してこなかった方
✓ お子さんに防災の日について伝えたい
✓ 家庭でできる訓練方法を知りたい
是非ご覧ください。
防災の日の由来は?
日本は昔から様々な大災害に見舞われてきました。最近ですと9.11・各地で発生している集中豪雨・台風・火山噴火など、毎年のように何かしらの災害が発生しています。
では、なぜ9月1日が「防災の日」に制定されているかというと、それは1923年9月1日の関東大震災。
死者・行方不明者は推定10万5,000人で、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害となっている。
Wikipedia
この大震災を忘れず、常に災害に対する備えを忘れないために、国が1960年に「防災の日」と定めました。
皆さんも子どもの頃、夏休みが終わった後に訓練を行った事を覚えているのではないでしょうか?
校長先生の話が長かったよね・・・・
我が家ではさほど防災に対しての意識が高くなかったので、今年は家族で話し合う機会を作りました。
読売こども新聞の防災記事
我が家で読売こども新聞を3年間購読しています。毎週木曜日に配達されるのですが、今年は9月1日が木曜日。
我が家では「読売子ども新聞」を購読しています。子どもの可能性を広げるために小学校3年生から購読していますが、無理なくニュースに触れ合うことができるので、とてもおすすめです。→読売こども新聞をおすすめする理由を読んでみる
いつも通り朝新聞を取りに行くと、衝撃的な記事が。
この1面を見て、今夜は少し真面目な話をしようと決めました。
今日は防災の日だよね。
小学校でも訓練やる予定だから、しっかりやっておくんだよ!!
息子は、面倒くさそうに返事をした後学校に行きました。
・・・・・
夕食後、息子と一緒に新聞を読んでみました。
今日は防災の日だね。
こども新聞に特集ページがあったから一緒に読もう
1面で災害の怖さや備えの重要性の説明があり、2面にはその詳細が。
家庭での災害の備えの具体例があって、子どもでも分かりやすい内容になっていました。
大雨による土砂災害・都市部の液状化現象・家の中の家具倒壊など、誰にでも起こりうる災害例が紹介されています。
息子は家具倒壊に興味を持ったようで、
テレビは倒れたりしないの?大丈夫?
などと、質問をしてくれました。
うんうん。
そうやって興味を持ってもらえて嬉しいです。
記事は続きます。
ハザードマップの紹介や伝承碑などの言葉も紹介しています。今住んでいるエリアのハザードマップは確認済みですが、伝承碑は見た事がありません。
大人にとっても勉強になる記事も書かれていて本当に面白いです。こども新聞はいつも面白い記事を掲載してくれていて、子どもの勉強はもちろん、親子のコミュニケーションツールとしても使えるのでお勧めです。
見開きページでは、全国各地にある防災に関する科学館・博物館が掲載されていました。自宅の近くにも魅力的な施設があったので機会があったら行ってみたいと思いました。
ここにきて、あばれる君が登場。サバイバル術として、ペットボトルのろ過の方法や新聞紙の使い方を説明。
読売こども新聞の防災の日特集まとめ
防災の日を意識して災害・防災関連の記事は5ページもありました。
構成としては、
①災害の備えの必要性
②避難計画の重要性
③防災体験施設の紹介
④災害時のサバイバル術
これだけ充実した内容だと、大人も子どもも
我が家って防災への備えは大丈夫だっけ?
と、危機意識が高まりました。そこで、週末に家族で防災訓練をすることに。
→ 【公式】読売KODOMO新聞のページへ合わせて読みたい
◆おうち防災訓練
読売こども新聞を見てテンションが上がった我が家。せっかくなので、家の防災訓練を少し行いました。
6歳の娘も楽しみながらできる方法もあるので、是非お時間ある時に試してみてください。
安全な場所をゲーム感覚で探してみる
テーブルの下に隠れる練習をしました。6歳の娘も保育園でやったばかりだから、得意げに隠れてくれます。
他にも隠れる場所がないか、クイズをしながら一緒に考えました。
家にいる場合、寝ている時・お風呂に入っている時など日常の中で突然起こるので、色々な可能性についてシュミレーションをしてみました。
停電時に備えて、家族で電気無しで過ごしてみる
停電という言葉も体験もしたことがない息子と娘。夜になると真っ暗になって電気がつかなくなる可能性がある事を教えました。
我が家では、いったん部屋を真っ暗にして疑似停電を体験。懐中電灯の場所をみんなで確認して、「いざ!!」という時に備えました。
電話番号が言えるように
我が家には固定電話がありません。
ただ、近所に住む「ばぁば」の家には電話があります。いざという時は、ばぁばの家電話できるよう、電話番号を渡しました。
9.11の時も携帯電話が繋がらなかったので、会社の電話から「ばぁば」の家に安否確認の電話を入れたのを今でも覚えています。
実家が近所にある強みを活かして、引き続き固定電話は持たないことを確認できました。
家族で避難場所を話し合う
これは、常日頃話している事なので復習程度に。我が家の場合は、息子が通っている小学校。大人にとっては当たり前の事ですが、定期的に確認をとることで「万が一」の時にも思い出しやすくなります。
家族でゲーム感覚でやると子どもたちは意外と盛り上がります。一方で、分かりやすい言葉で伝えるのって大変・・・・
保育園の先生方、本当にすごいなって改めて思いました。いつもありがとうございます!!
防災グッズの確認
せっかくなので、我が家に用意してある防災グッズの説明をしました。
ここでは、その一部をご紹介します。
ペットボトルの水
災害発生時には水不足が大きな問題に!!
農林水産省の『緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド』によると、飲料水として一人に1日1リットルの水が必要とされています。さらに調理などに必要な水も含めると、1日3L程の備蓄水が望ましいことも指摘しています。
我が家では、4人家族の3日分として12リットルの水が必要という計算だね!!
ミネラルウォーターは2リットルサイズが通販で売られています。置き場所をきちんと決めて、定期的に購入して万が一の備えに。
定期的に購入するのが面倒という方は、長期保存が可能なミネラルウォーターも販売されているので、そちらをどうぞ!!
トイレ用備蓄の水
水は飲料水以外でも使う場面があります。
一番困るのはトイレ
我が家では、ベランダに水を備蓄しています。
普段はベランダの家庭菜園用の水として使ってあるので、常にキレイな水が備蓄してあります。
LED懐中電灯
防災用のLED懐中電灯は、コンパクトなサイズのモデルがおすすめ。
避難の必要性が出た際にもバッグに入れて簡単に持ち運べるほか、災害時に車で使用する場合にも設置するスペースを取らず便利に使用できます。
いくつか、おすすめをご紹介します。
パナソニック BF-BG01N
小型で持ち運びに便利なLED懐中電灯。防災バッグやリュックの中でもかさばりません。乾電池3本を装着すると約77時間連続で使用できるので、長時間の使用も可能です。
オーム電機 LH-W27A5
衝撃や水に強い、ラバーとアルミ素材のLED懐中電灯。2mの落下耐久と防水機能を備えており、万が一のときにも安心。
品川区の防災ラジオ
私が住んでいる品川区では、防災ラジオの販売をしており、我が家でも購入しました。
防災ラジオの特徴は「防災行政無線の緊急放送を自動で受信し聞くことができる」点です。
今の時代、インターネットやSNSを通じて様々な情報を収集できる一方、信ぴょう性が分からない情報も混在しています。
災害などの混乱時に怖いのはデマ
これは、東北地震以降の災害でよく報道されていたので皆さんもご存じかと思います。
だからこそ、正確な情報を取得できるルートが欲しい。
今年思い切って購入しました。
高齢者世帯は1,000円、一般世帯は2,000円とお値段もお手頃。
→品川区防災ラジオについてはこちらをご覧ください。
6歳の娘は「ラジオ」の存在を知らなかったので、良い機会となりました。
蛇足ですが、息子はいつの間にかこんな本を買っていました。
家庭で防災訓練のすすめ
子どもは避難訓練だけを実施しても、なぜそのような行動をしなければならないのか理解できていないかもしれません。
私自身、面倒だなぁ。っていつも思っていました。
実体験を踏まえ、子ども達には分かりやすい言葉を使って、背景をきちんと伝えています。
大人だって「なんでやらなきゃいけないの?」って思いますよね。
でも、それは子どもだって同じ。
本当に災害が起こった時に、少しでも被害を減らすには対策をするしかないですよね。
大切な家族を守るため
是非、ご家庭でも試してみてください。