こんにちは、現在小6と保育園に通う6歳の2人の子どもがいるパパです。
繰り上がりの足し算をする時に「指」を使って数えている。
良い教え方はないのかな??
「繰り上がり・繰り下がり」は、幼児さんにとっては超難題!!
一方で、大人にとっては簡単な問題だから、教え方が分からない・・・
このようにお悩みのパパ・ママも多いと思います。
もしお子さんが算数で「繰り上がり」「繰り下がり」につまずいているなら、百玉そろばんを使って一緒に勉強をしてみてはいかがでしょうか??
この記事では
100玉そろばんの魅力
✓ どのような知育道具なのか
✓ 大きな数の概念の覚え方
✓ 「繰り上がり」「繰り下がり」のやり方
をご紹介します。
一方で、
100玉そろばんの使い方が分からない
という方も多いかと思います。
そこで、100玉そろばんの使い方から、「繰り上がり・繰り下がり」の計算方法を写真を使って具体的に説明します。
きっと、この記事を読んだら100玉そろばんを使って教えてあげたくなること間違いなしです!!
合わせて読みたい!!
100玉そろばんって何?
100玉そろばんとは、10個のそろばん玉が10列に並んだ子ども向けのそろばん。
幼児さんの遊び道具として使えるよう、頑丈にできています。
遊びながら数字の概念を学べるますよ!!
幼児さんだけではなく、小学校1・2年生まで使えます。
小学校一年生向けに販売されている「さんすうせっと」の中にも入っている知育道具です。
リンク先を見ていただければ分かりますが、「さんすうせっと」は小学生低学年向けに作られた、算数を楽しく学習するための教材です。
100玉そろばんで繰り上がり・繰り下がりができる4STEP
娘と一緒に遊んでいた時の事です。100玉そろばんを使って、「10と2でいくつ??」と質問したところ「12」と即答できないことがありました。
10以上の数をしっかりと数えることができるのになんで??
その後、遊びながら娘の行動を見ていると・・・
「10」という数字を単位(まとまり)として理解していない事に気づきました。
大人にとっては当たり前の「10」という単位。初めて習う子どもが理解できていなくても当たり前。
この状態では、繰り上がりの足し算・引き算ができるようにはなりません。
まずは、10の単位の意味を理解する事からスタートし、4つのステップを通じて繰り下がりの足し算・引き算ができるまでのプロセスをご紹介します。
100玉そろばんの使い方
ステップ1:10以上の数を理解する
ステップ2:数の位の覚える
ステップ3:繰り上がり足し算のやり方
ステップ4:繰り下がりの引き算のやり方
我が家では、小学校入学前(6歳)でも実践済み。しっかりと効果が出ています。
STEP1:100玉そろばんで10以上の数を理解する
100玉そろばんは、「10」のまとまりが1列になっています。
10が塊になっていることで、10という単位の概念を覚えるのに役立ちます。
実際に娘に教えたやり方は、100玉そろばんを使いながら
「10と1を足すと?」→「11」
「10と2を足すと?」→「12」
「10と3を足すと?」→「13」
「10と4を足すと?」→「14」
「10と5を足すと?」→「15」
「10と6を足すと?」→「16」
「10と7を足すと?」→「17」
「10と8を足すと?」→「18」
「10と9を足すと?」→「19」
「10と10を足すと?」→「20」
と一つ一つ繰り返しゲーム感覚でやっていきました。
慣れてくれば、お子さんが出題者になって交互に問題を出し合えば、理解が速く&深く深まっていきます。
私の感覚ですが、「市販のドリル」を使うよりもずっと効果的と感じました。
100玉そろばんなら、10の単位を直感で理解できる
STEP2:100玉そろばんで「数の位」を覚える
数字の概念がまだないお子さんは、「位」や「桁」を理解するのも一苦労。
でも、100玉そろばんを使えば簡単に覚えられます!!
まずは100玉そろばんを用意して、下記の通り伝えます
100玉そろばんの一番上の列が「1の位」だよ
100玉そろばんの上から2番目の列が「10の位」ね
100玉そろばんの上から3番目の列が「100の位」と呼ぶんだよ
このようにルールを決めて、数字を作っていきます。
23なら
138なら
5歳くらいになると、大きな数字に興味を持ちます。
でも、実際にその数字が意味している事を理解できていないんですよね。
だから、100玉そろばんがあれば視覚も使いながらなので、効率があがります。
100玉そろばんなら、視覚を使って理解できる
STEP3:100玉そろばんの「繰り上がり足し算」の計算方法
さて、ここからが本番です。10という単位を覚えたら、次は繰り上がりの足し算に挑戦です。
ポイント
繰り上がりの足し算とは「9+2=11」のように位があがる計算の事
9+2の場合、9+1で10になります。なので2から1を借りて10の単位を作ります。
その後2から1を引いた残りの1を10に足します。
これで、答えは11に。
・
・
・
よく分からない・・・・??
ですよね!!
それでは、写真を使って「9+2」の計算方法をご紹介します。
繰り上がり計算①:9と2の塊を作る
100玉そろばんに、9と2の塊を作ります。
この時、一番上の段の右側に「1」が残っています。
繰り上がり計算②:10の塊を作る
一番上の段の右側にある「1」を、左端によせて「10」を作ります。
この時、「1」を借りると表現します。
下の段の2から「1」を借りる。と覚えてください。
この時、「1」借りているので、借りた分の「1」が多くなってしまっています
繰り上がり計算③:借りた分を返す
先ほど、上の段で「1」を借りました。借りた分は、しっかりと返さないといけません。そこで、下の段の「2」から1を返します。
繰り上がり計算④:完成
完成した100玉そろばんを見てみてください。
上の段は10が出来上がり、下の段には1が残っています。
これで、「9+2=11」が完成です。
思っていたよりもずっと簡単!!
これなら、そろばんを習ったことがなくても、お子さんに教えるのは簡単じゃないですか??
計算ドリルを使って教えても、お子さんは数字をイメージすることができず、混乱をしてしまいます。
繰り返しやって暗記する勢いでマスターする方法もありますが、幼児さんにはきついです。
100玉そろばんならプロセスを視覚で理解できます。
STEP4:100玉そろばん【繰り下がりの引き算】のやり方
では、続いて100玉そろばんを使って繰り下がりの引き算のやり方・教え方をお伝えします。
「11ー2」の場合で見てみましょう。
え?難しそう??そんなことありません。
繰り上がり同様に、拍子抜けするほど簡単です。
言葉で伝えても「?」になるので、繰り上がりと同じく写真を使ってご説明します。
繰り下がりの計算①:11を作ります。
最上段が10。その下の段が1。これで11になりますね。
繰り下がりの計算②最上段の10から2を引く
すると最上段には8が残りますね。
ポイントは1の位(ここでは2)から引くのではなく、10の位から2を引く事。
繰り下がりの計算③:10の位と1の位の数字を足す
10の位の「8」と1の位の「1」を足すと・・・・
答えは9
つまり「11ー2=9」の完成です。
ね?とっても簡単でしょ??
【100玉そろばん】繰り上がり・繰り下がり計算方法のまとめ
私は小学校の頃にそろばんを学校の授業で使って以来数十年使っていませんでした。
何となく、難しいイメージがありましたが、100玉そろばんは小さいお子さんが遊びを通じて数字への理解を深められる事を実感しました。
100玉そろばんがあれば、算数を教えるのが簡単になるのも良かったです!!
100玉を使って繰り下がりが出来るようになるまでのプロセスを復習すると
100玉そろばんの4ステップ
ステップ1:10以上の数を理解する
ステップ2:数の位の覚える
ステップ3:繰り上がり足し算のやり方
ステップ4:繰り下がりの引き算のやり方
でしたね。
お子さんも遊びを通じて学べるようになります。
なお、我が家では公文式の100玉そろばんを使っています。
気になった方は下記よりご確認ください。
また、もっと詳しく100玉そろばんについて知りたい方は、下記をご覧ください。
なぜ、我が家が公文式を選んだのかを詳しく解説してあります。
→ 100玉そろばんの知育効果を知っていますか?おすすめの理由
お子さんへの知育や算数入門として活用してもらえたら、嬉しいです。
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