こんにちは、ちいぱぱです。
極度の偏食持ちの息子(現在小6)の成長期。12年間をギュッと凝縮したシリーズ第二弾。
【第一話】極度の偏食だった息子に悩んだパパ・ママの記録(1)好き嫌いってレベルじゃないぜ
第一話あらすじ
食べる事が大好きな私たち夫婦に待望の第一子誕生。夢は美味しいものを家族で食べる事だったけど、息子の極度の偏食が発覚。
〇〇が嫌いというレベルではなく、特定のものしか「口に入れない」という徹底ぶり。好きな食べ物は、ひじき煮。色々と工夫したけど、息子の異物発見センサー(舌)が全て排除。
お子様の好き嫌いに悩んでいるパパ・ママの励みになれば!!
この記事をすすめる人
- 子どもが偏食で悩んでいるパパ・ママ
- 偏食の幼児さんが成長するとどうなるのかを知りたい方
- 偏食なんて親の責任だよって思っている方
それでは、さっそくどうぞ~。
保育園生活が間もなくスタート。その前に少しでも食べれるものを増やさなければ!!
我が家は子どもが生まれても共働きを貫く事を決めていました。
でも、今から10年以上前、当時は待機児童が問題になっていて息子はなかなか保育園に入れませんでした。
「保育園落ちた、日本死ね」が話題になる数年前の話。
しかし、家の近くに新設の保育園が設立される事になり、運よく入園が決まりました。
息子が生まれてから2年後の事でした。ママも育休をギリギリまで延長してくれていました。
保育園の入園が決まり、嬉しい反面とてつもない不安が私たち夫婦を襲いました。
それは当然、
給食・・・・
息子が召し上がる料理は、ひじき煮を含む数品。保育園の給食を食べる可能性はどうだろう。
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・
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ほぼゼロだろうな・・・
息子は米派なので、お米は沢山食べていたが保育園で出されても食べないと思った。
これは親の直感なのだろう
息子は食べない
確信に近い・・・・
息子が偏食だから、保育園に預けるのは見送る?
でも、そんな選択肢はなかった。
ママはママの人生があるし、そもそもパパの給料だけでは生活できない。
さらに、幼稚園に入れば「偏食」の問題が解決するとは思えなかった。これ以上2人で悩むのは限界があったとも思う。
外の世界に出れば、環境が変われば、息子も変わるかも
そんな、「見込みのない期待」を持つしかない程、追い込まれていました。
っということで、今まで以上に食べれるものを増やすための努力をしました。今日は、どんな努力をしてきたか、その結果はどうだったを覚えている限り書いてみます。
*記憶が曖昧なので、保育園に入学後も行った事も含んでいます
子どもの偏食対策8選とその結果
子どもの偏食対策①食べ物に慣れるために、食べなくても作る
嫌いなもので食べなくても、食卓に出し続けます。我が家には、沢山の離乳食本があるので片っ端から試しました。
料理はパパ・ママ分担なので、色々試すことができました。
結果は・・・・
うん。全く食べません。見向きもしませんでした。
スルースキルは非常に高い
ちなみに、12歳になった今でも、放置すれば好きな物しか食べません。小学校の給食で(無理やり)食べているものも、家では食べません。
まぁ、無理やり食べてもらっていますけど。
子どもの偏食対策②食べさせ方を変える
これは1回だけ有効でした。
分かりやすく言うと、ハンバーグに細かく刻んだニンジンや玉ねぎを入れる方法です。油断をすると食べてくれました。
しかし、そこには落とし穴が。
美味しかった?実は、玉ねぎが入っていたんだよ。食べられたね!!
なんて声掛けをすると、なぜか激怒!!
内緒で食べさせた事が嫌だったようです。
その後も新しい食材を混入させても、黙っていることが多くなり、「食べれる」という実感を持ってもらう事はできませんでした。
子どもの偏食対策③環境を変えてみる
食器を変えたり、外食をしたり、食事の環境を変える方法です。これは、好き嫌いの多い子には良いと思います。息子も、雰囲気で食べてみようって気持ちを持ってくれました。
ただ、外で食べられたものを、その後家でも食べた。記憶はないですね・・・
逆に、いつもと違う味付けのものは食べないなど、諸刃の剣でした。
子どもの偏食対策④一緒に食事を作る
これも良いですよね!!息子は魚が大好きだったので、魚をさばくところから一緒にやっていました。ハラワタを出すのが得意で、魚を買っていくと喜んでくれました。
また、旅行先ではアユなどを自分で釣り、その後に一緒にさばいて焼いたのはとても喜んでくれたのを覚えています。
魚は比較的ちゃんと食べてるようになり、焼き魚・煮つけなどは鉄板メニューになっています。(保育園後半くらいからかな??)なお、刺身・寿司は今も食べません。
子どもの偏食対策⑤野菜を自分で育ててみる
これも試しました。効果は全くありませんでしたが・・・。ただ、世話はよくしてくれるので、情操教育には良かったです。
小学校1年生の時に学校の課題で夏休みにミニトマトを育てましたが、パパが美味しく頂きました。
子どもの偏食対策⑥テレビを見ながら食べる
一般的には、おすすめされない、むしろNGの取組ですよね。でも、我が家はそんな事を言っていられない程追い込まれていました。だから、ご飯時はTVをつけて気を反らして口に運ぶ。という事がデフォルトでした。
そうでもしないと食べないので、「食べてくれるなら、なんでもいい!!」が最優先でした。
子どもの偏食対策⑦これを食べたら〇〇がOK
これも、”良質な育児書”にはやってはいけない事と書かれていますよね。
でも当然我が家では、そんなこと言っていられません。
後に、食べられるようになった食材は、「〇〇をあげるから・〇〇をしていい」というやりとりがあったものばかり。
優等生な子育てだけでは、成り立たない家庭もあるんだよね。
子どもの偏食対策⑧パパがピエロになる
何も食べてくれない息子。落ち込んでいたら、せっかくの食事も暗くなるし、イライラが止まらない。
でも、そんな雰囲気は家族の関係や教育に良くないですよね。だから、最後の手段は
パパがピエロになる
でした。とにかく明るく・楽しい雰囲気を作る事。
- 歌を歌う
- 大げさに褒める
- パペット人形を持った状態でスプーンを持ち、口に運ぶ
- おもちゃを持ち込む
- TVをつける
- 親が先に口に入れて、「美味しい姿」を見せてから、食べさせる
などなど。
フルハウスのジョーイのキャラクターをイメージしてもらえるといいかも。
ジョーイおじさんのように、モノマネしたり、裏声を使ったりしながら、雰囲気作りをしている姿はまさにピエロ。
それはそれで楽しいですが、何をしても食べてくれない時は、本当に凹みます。
神経すり減りましたね!!
結果、食べ物の好き嫌い対策は成功しなかった
世の中に出回っている好き嫌い対策は、ほとんどためしたと思います。
それでも、目覚ましい改善は見込まれない・・・
っというか、今も偏食は治っていないのでもう笑うしかないです。
ってことで、息子に関しては何をやっても無理なものは無理でした。
でもね、好き嫌いが多くても、ちゃーんと成長してくれます。
小学校6年間、風邪で休んだのは数回。身長も高め。ちょっと細いけど、健康体です。
「好き嫌いに悩んでいるパパ・ママ」は安心してください(笑)
次回へつづく・・・
第三回は、「断食の保育園生活」です。引き続き、
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息子の偏食物語一覧
【第1話】好き嫌いってレベルじゃないぜ
【第2話】保育園入園前に偏食を改善するために努力したこと
【第3話】断食の保育園生活
【第四話】初めて食べたパンと電車のおもちゃ