「ママ料理=当たり前」「パパ料理=すごい」の世界観は、早々にアップデートした方がいい

料理する父親

突然ですが、私料理するのが大好き。

特に、調理師免許を持っているわけでもなく、普通のサラリーマンをやっています。

私は在宅ワーク、ママは毎日出社。という事もあり、ほぼ私が夕飯を作っています。

息子も、家に帰るなり

パパ、今日のご飯はなに??

と聞いてくるのが、毎日の風景です。

パパは料理が得意ではなかった

元々好きかと言われると、全然そんな事はなく、一人暮らしをしていれば作らない自信があります。

結婚してからも、たまに料理をする程度で、ほとんどママが料理をしてくれていたと記憶しています。

たまに、食べたいものがあれば、適当に作る程度でした。

ただ、子育てを通じて家事を分担するようになり、「子育てや家事は手が空いている方がやる」というのが暗黙のルールに。

コロナが蔓延し、食べたいものも食べられなくなり「だったら自分で作ろう」が「料理って面白い」になるまで、さほど時間はかかりませんでした。

我が家では、「パパ=夕飯を作る人。」というのが当たり前になっている中、最近よく言われるのが

会社の同僚

夕飯をよっしぃが作っているの??
すご~い!!

という誉め言葉(?)を頂く事が多いです。

そんな時は、いつも

最近は料理が好きになったし、通勤時間がない方が作っているだけだよ~

と答えています

ただ、このやり取りは結構違和感があります。

我が家の優先事項は「子育て」です。上は小学校(受験勉強)、下は保育園を終えて、お腹ペコペコです。

親としては、1秒でも早くご飯を食べさせてあげたい。そのためには、早くご飯が作れる方(=我が家の場合は、パパ)が作っているだけです。

単純にその方が合理的なだけなのです。

料理は「ママ」が作るという謎の前提

やっぱり、「ご飯を作る事」もっと言えば「家事はママ(女性)の仕事」という前提があるんだろうなぁ。と思います。

でも、我が家のように共働き家庭でも同じく「家事はママ(女性)の仕事」ってちょっと理不尽だなと感じます。

だって、同じように働いているのに、なんで女性だけが家事をするんだっけ?在宅ワークをしている知り合いのパパは、家事を一切しないそうです。その代わり、出勤をしているママが仕事を帰ってからご飯を作る。

いや、別にいいんですけどね。人様の家庭に口出しをするつもりはないし。でも、どういう見解なのかは不思議。

気になって聞いてみたのですが、

めんどうだから

の一言で片づけている。

う~ん。もったいないなぁ

これって、「面倒」っていう気持ちの前に、昭和的な価値観「家事は女性の仕事」という前提がありませんか??

でも、「N数=1」なので、私の勘違いかも。と思い調べてみました。

共働き世帯数の推移

厚労省、共働き世帯の推移
出典:厚生労働省HP

まず、最初に気になったのが共働き世帯数の推移。

圧倒的に共働き世帯が増えている。火を見るよりも明らかですね。でも、意外だったのは1996年から共働き世帯の方が多くなっていたのは意外です。

バブル崩壊が1991年なので、その影響が多いのでしょうか??

次に気になったのが、パパの育児・家事の参加について。自分の周りの話だけではなく、きちんとしたデータが欲しいところ。

パパの家事・育児の実施状況

内閣府:男性の家事・育児の実施状況
参照:内閣府HP

あら~。やっぱりママに負担が偏っていますね。

でも、意外だったのが海外のデータ。なんとなく、パパとママは平等に家事・育児をやっているっぽい。と思っていましたが、そんな事はなかったですね。

とはいえ、日本はかなり参加率が少ないのは気になるところ。

コロナで在宅をしていた時に状況は変化があったのか?

を見てみたいですね。

パパが料理を作れるメリット

好きなものを自分で作れるという事

私の場合は、自分で食べたいものを作りたい!!というのが大きな原動力でした。

コロナ以前は、海外出張が多く辛い料理を好んで食べていましたが、海外はおろか外食すら出来ない状況に。

でも、食べたい・・・・
辛いの食べたい・・・・
なら、自分で作ればいい・・・・

って事で、海外の辛飯を作りはじめました。

全部が全部同じ味。まではいけませんが十分美味しい料理が自分で作れちゃいます。

コロナ禍に作れた「自分へのご褒美」です。

家族の喜ぶ顔が見られる

もう一つの理由はこれ。

これ美味しい!!

と言ってくれた瞬間が、めちゃくちゃ幸せ。

おお。また作ってあげるね。

と、今度はもっと美味しいのを作ろうという気になれます。

もちろん、一口食べてダメだった場合もあります。そういう時は、何がダメなのかをヒヤリングして次に活かします。

いずれにせよ、きれいなPDCAを回せるんですよ。サラリーマンならみんなお得意のPDCAですよ!!

子どもの教育のため

子どもが大きくなった時、今以上に「共働き」が当たり前になっていると思います。

そんな時、「料理ができない」「料理は女性の仕事」というスキルや価値観は、マイナスに働くと思っています。

男女関係なく、料理できて、夫婦で助け合える家庭を築いてもらいたいな。と思っています。

パパが料理すると凄いの世界観:まとめ

なんか、「料理サイコー」って記事になり「ごり押し」している感が出ているかもしれません。

でも、伝えたいのはそこではないです。

パパにも家事・育児を積極的に参加してほしい

別に、無理にパパが料理をする必要はないと思います。

例えば・・・

  • ママがめちゃくちゃ料理が得意
  • 料理以外は家事をやっている
  • パパの料理が下手過ぎる

など、様々な事情があると思います。

でも、先のグラフのように「家事・育児」がママにばかり負担が偏ってしまうのは健全ではないですよね。

なぜか、パパが家事や育児に参加していると「凄い」になる価値観が本当に古いと思います。色々な感情や自分の経験からそういう発言が出てくるのだろうなと思います。

コロナで働き方が大きく変わりました。これは、ポジティブに考えるとパパ・ママにとってはチャンスでもあると思います。

そういった古い価値観をこのタイミングでアップデートできるといいですね。

ちなみに、友達の名誉のために言いますが、先ほどの「料理をしないパパ」は、子育てに積極的です。

保育園や習い事の送迎はもちろん、子どもの勉強もしっかりと見ています。すごくしっかりとした考えのご夫婦で、いつも仲良くしてもらっています。

  • この記事を書いた人

ちいパパ

パパが知育に目覚めた!?
現在2児のパパ。息子の中学受験をきっかけに娘の知育に興味を持ち、家庭知育に取り組む。娘のために作った無料知育プリント【リピプリ】を公開中。

詳しいプロフィール << 子どもの可能性を広げるために、パパ・ママが出来る事

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