今日は、歯磨きが楽しくなる絵本をご紹介します。
私は幼い頃に虫歯が多かったらしく、銀歯が沢山あります・・・
そのため、歯医者さんに行くのが嫌だった記憶があります。
大人になり、子どもに同じような想いをさせたくないと夫婦で誓い、歯磨きに力を入れています。その結果
6歳&12歳の子どもたちは虫歯がゼロ!!
特別な歯磨きの方法や道具は一切使っていません。ただ、ひたすら「歯磨きの習慣」を身に付けた事が勝因。
ただ、その道のりは決して楽ではありませんでした。時には、手足を押さえつけて強引に歯磨きをした事もあります・・・・
色々と工夫をしましたが、歯磨きトレーニングの中心に位置づけていたのが「絵本」です。
そもそも、なんで歯磨きをしなければならないのか、子どもは知りません。虫歯になった時の歯医者さんの恐怖(笑)も想像ができません。
そこで役にたったのが「絵本」です。
「歯みがきをしないと歯が痛くなる」と怖がらせるのではなく、「楽しそう」「やってみたい」と思えるような気持ちにさせてくれます。
大人が繰り返し読んでも苦痛にならない絵本を選ぶと、聞いている子供も聞きやすいですし、親子で歯磨きタイムを乗り切ることができます。
オススメの歯みがき絵本5冊
楽しく歯みがきが覚えられそうなオススメの絵本を5冊紹介します。
- ノンタンはみがきはーみー
- はみがきあそび
- パオちゃんのみんなではみがき
- 歯いしゃのチュー先生
- わにさんどきはいしゃさんどきっ
次で詳しく紹介します。
歯みがき絵本①ノンタンはみがきはーみー
作:キヨノ サチコ
出版社:偕成社
発行日:1989/10/16
値段+税:660円
ノンタンとその友達が楽しそうに歯みがきをしています。理屈は一切かかれていません。でも、「楽しそう」「やってみたい」と素直に思える魅力がノンタンにはありますね。
多くの家庭での「歯みがき」の幼児言葉が「はーみー」なのは、この絵本が由来ではないかと思います。
歯みがき絵本②はみがきあそび
作:偕成社
出版社:ポプラ社
発行日:1998/4/1
値段+税:770円
きむらゆういちさんの「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの1冊です。
絵本のページが仕掛け絵本になっていて、犬やネコがおいしく食べて、歯みがきをしています。
シンプルだけれども、とてもよくできた絵本なので思わずマネしたくなります。
親が繰り返し読むのも苦になりません。説教臭い絵本は読んでいる大人が辛くなってしまうからです。”ゆうちゃん”のところは子供の名前に替えて読んでもいいですね。
しつけを難しく考えるのではなく、”やってみたい”と思えるような工夫をすることがポイントだと気づかせてくれるシリーズなので、我が家にはたくさんあります。
歯みがき絵本③パオちゃんのみんなではみがき
作:なかがわ みちこ
出版社:PHP研究所
発行日:1996/5/13
値段+税:748円
ゾウのパオちゃんとお友達が公園に遊びにいくと、ワニちゃんが泣いています。「どうしたの?」なんとワニちゃんの歯はまっ黒でした…
かわいらしい絵なので小さな子供も見やすいです。歯みがきだけでなく、虫歯や歯医者さんのこともよくわかる内容になっています。
歯みがきをしないと、虫歯になってしまって遊べないよと脅かすのではなく、
歯みがきして歯が痛くないと、みんなでブランコで遊べると楽しいことを教えてくれる絵本です。
歯みがき絵本④歯いしゃのチュー先生
作:ウィリアム スタイグ
出版社:評論社
発行日:1991/5/1
値段+税:1,430円
ねずみのチュー先生は腕利きの歯医者さんです。いろんな動物たちの歯を治しますが、危険な動物の治療はしません。ですが、ある時キツネの紳士がやってきます。かわいそうになったチュー先生は治療をしますが、食べられそうになってしまいます…
少し大きくなったら、虫歯や歯医者のことも知って欲しいですね。この絵本なら楽しく理解できそうです。
海外の絵本なので少し皮肉っぽいエンディングとなっているので、ニュアンスを変えて読み聞かせても良さそうです。
しつけと関係なくストーリーも楽しめるので、「チュー先生は食べられちゃうの?」とドキドキしながら繰り返し読んでください。
歯みがき絵本⑤わにさんどきっ はいしゃさんどきっ
作:五味太郎
出版社:偕成社
発行日:1984/6/1
値段+税:1,100円
虫歯が痛いわにさんと治療をする歯医者さん。同じ場面で同じ言葉を言います。それぞれの心理の違いを絵で表現していて大人が読んでも面白いです。
五味太郎さんの絵本は、どれもカラフルで眺めているだけでも楽しいです。
かわいらしい絵を楽しんだり、日本語の持つ面白さもわかり、歯みがきや歯医者のこともわかると一冊で何通りもの楽しめる絵本です。
是非、わにさんと歯医者さんが同じセリフを言っていることがわかるように工夫して読んで、子供と一緒に大笑いして読み終わったら一緒に歯みがきをしてください。
それでも、歯磨きは嫌がるので長期戦
我が家の子供たちに歯磨きの習慣を付けるのは、なかなか難しかったです。
絵本を読んで、歯みがきがしたくなる気分にさせて、歯みがきをしている間は幼児番組の”歯みがきの歌”を歌いました。
それでも、毎回暴れて大変でした(笑)
何度もくじけそうになりましたが、気長に教えることが大切だと考えて、絵本+歌を繰り返したり、キャラクターの歯ブラシ&歯磨き粉を買ったりと、色々と工夫をしました。
4~5歳になると全く歯磨きを嫌がらなくなり、6歳になった今はとってもスムーズ&虫歯ゼロ!!
歯磨きを楽しく習慣づけるためには絵本が一番です
親は子供に対して楽しいことだけではなく、しつけをしなくてはなりません。しあわせになるために必要なことですが、説教臭かったり脅かしても効果はありません。
親が繰り返し読んでも苦痛にならないような絵本を選んでください。
歯みがきをすると気持ちがいいこと、虫歯がないと楽しく遊べることが伝わる絵本を選ぶのがポイントです。
読み終えたら一緒に歯みがきをすると、習慣になりやすいですよ♪