ひらがなを覚えてもらうパパの作戦。幼児さんが読めるようになった3つのステップ

小学校入学までにひらがなの読み書きを覚える方法

小学校入学まで残り半年を切りました。

ランドセルを購入してから、小学校に通うイメージが付いて入学を楽しみにしている娘ちゃん。

さらに、お勉強も好きになってくれて、毎日楽しみながら机に向かってます。

ひらがな・カタカナの読み書きをマスターし、さらに漢字の練習もしたいと、ヤル気に満ち溢れています

実はこれ、

数年前に作ったパパの作戦が実を結んだ

と自負しています。

もちろん、娘ちゃんの努力があった事は言うまでもありませんが。

この作戦は、「小学校入学前までに、自宅学習だけでひらがな・カタカナの読み書きを完璧にする」こと。

無事、入学半年前に目標をクリアすることができました。

今回は、この作戦でどんなことをしてきたのかを記事にしようと思います。

こんな悩みありませんか?

✓ 入学前になぜ勉強するの?
✓ いつから練習すればいいの?
✓ どうやってヤル気を引き出すの?

といった、パパ・ママの悩みの解決に役立てばうれしいです。

ひらがなは小学校入学前に覚える必要はあるの?

結論は「ある」です

なぜなら、小学校入学後の学校生活をスムーズに送る手助けになるから

特に保育園は、文科省管轄の学校教育施設である幼稚園と違い、厚労省管轄の児童福祉施設。本質的には、生活の場なので、積極的なお勉強の時間はありません。

だから、

・椅子に座って45分授業を聞く
・毎日宿題が出る

などの学校生活は非常にハードルが高く感じます。

さらに、これだけではありません。

1年生の勉強量は意外と多い事はご存じでしょうか?

合わせて読みたい

ひらがなだけではなく、小学校入学前に家庭でやるべき勉強についてまとめています。

→ 年長さん、小学校入学前の勉強準備どこまで?先取学習のポイント

ひらがな・カタカナの授業はサクッと終わり??

ひらがなは学校で習うよね??

わざわざ先取りする必要あるの!?

という疑問を持つ方もいるかもしれません。

しかし、1年生で習う量は多く、家庭で勉強する習慣がないと授業に付いていく事ができない可能性が。

そのまま、勉強が嫌いになる危険も・・・・

一年生で覚えるひらなが・カタカナ・漢字

意外とハードルが高い小学1年生の国語
意外とハードルが高い小学1年生の国語

1年生は学校でひらがな・カタカナに加えて80文字の漢字を覚える必要があります。

さらに、覚える事と同時に、文章の読み書きも行わなければなりません。

普通に考えて多くないですか??

例えば、ひらがな清音だけで46文字、「が・ぎ・ぐ・げ・ご」などの濁音は25文字、「きゃ・きゅ・きょ」などの拗音は33文字。

なんと、合計104文字になります。さらに、カタカナを加えると208文字に!!

漢字を加えると288文字!!

これに加えて、算数・理科・社会・体育などほかの教科の勉強もあります。

ひらがな・カタカナの200文字を先に覚えておいた方が、その後の学校生活のストレスを減らす事につながるのは、誰が見てもわかると思います。

私もう知っている!!

というのも自信につながりますよね。

さらに、ひらがな・カタカナを読めるのは基礎であり、文章を読解する能力が求められます。

少しでも子どもの負担を少なくしたいのが親心

っという事で、これを読んでいるパパ・ママもお子さんと一緒にひらがなの学習を始めてみませんか?

ひらがなを覚えるステップを3つに分解

ひらがなを書けるようになる3ステップ
ひらがなを書けるようになる3ステップ

小学校入学前にひらがな・カタカナをマスターするのは重要だとご理解いただけたと思います。

では、どうやって自宅学習だけでマスターしていけばいいのでしょうか??

長男の時の経験をフル回転させ、ひらがな・カタカナを覚えるステップを分解してみると、3つに分解することが出来ると考えました。

重要な3つのステップ

Step1:ひらがなに興味を持つ
Step2:ひらがなを読みたい意欲を持つ
Step3:ひらがなを書きたい意欲を持つ

これができるようになると、次のステップ「文章を読めるようになる」に進むことができます。

相手は幼児さん。

Step1を飛ばしてStep3に進む事は絶対に不可能です。

つまり、「ひらがなをなかなか読めるようにならない」というお悩みをお持ちのパパ・ママは、お子さんがひらがなに興味を持ってもらう事が先決!!

分かりやすい例えだと、アラビア語を読む前に書く練習から始める人はいないのと同じです。読めないものを書きたいと思う人はいないハズ。

よっしぃパパが立てた作戦は、このステップを確実に踏んでもらう事

それでは、さっそくStep1「ひらがなに興味を持つ」ために行った事からご紹介します。

Step1:ひらがなに興味を持つために、パパが立てた作戦

STEP1:ひらがなに興味を持つ

作戦の軸となる考え方。

それは、文字に興味を持ってもらうには「文字に触れた回数と比例する」という事。

極端な話、ひらがなの存在に気づかなければ、ひらがなに興味を持つことはないですよね。

そこで、パパが立てたひらがなに興味を持ってもらう作戦は、「日常生活の中でひらがなに触れる機会を積極的に増やすこと」でした。

ひらがなに興味を持つ作戦①絵本の読み聞かせ

最もオーソドックスな方法ですが、0歳児からスタートできて、コストもほとんどかかりません。

絵本の読み聞かせをする時には、必ずひらがなが出てくるので、ひらがながとても身近に感じてくれます。

これは何て読むの??

私は絵本を毎晩読み聞かせをしています。そして、4~5歳頃はこのような質問をたくさん受けていました。

絵本の読み聞かせは本当に効果があると思います。特に、パパは積極的にやった方がいいですよ。詳しくは、パパの絵本読み聞かせの効果を参考にしてみてください。

また、年齢別のおすすめ絵本も沢山ご紹介しているので、是非参考にしてください。

年齢別おすすめ絵本

→ 0歳児向けおすすめ絵本
→ 1歳児向けおすすめ絵本
→ 2歳児向けおすすめ絵本

保育士のママと一緒に選びました♪

ひらがなに興味を持つ作戦②マンガを活用する

え?マンガ?と思うかもしれません。

でも、よっしぃパパは「真面目な知育」は目指していません。無理なく学んでいければいいと思います。

我が家の場合、小学校6年生の息子が学習マンガにはまっています。受験勉強の休憩にソファで学習マンガを読んでいるため、リビングには常に本が転がっています。

そんな本を娘はこっそり読んでいたりします。

もちろん、ひらがなが読めない頃のお話ですが、「漫画に興味を持つ→読んでみたいな」という気持ちを育むのに漫画は有効だと思っています。

そのため、部屋はいつも物が散らかって大変ですが・・・

最近では、図書館でクレヨンしんちゃんを借りて読んでいます。もちろん、まだ内容は理解していませんが、文字を追っているのは間違いありません。

その他にも、こども新聞を購読しているのですが、同じくリビングに転がっています・・・

手に届く範囲に活字媒体があるのは、興味を持つ上でとても重要な役割があると思います。

文字にすると普通の事ですが、とにかく量を多くこなす事が重要です。

毎晩の絵本の読み聞かせは欠かしたことがありません。図書館もフル活用しているので、もう何冊読んだか分かりません・・・

そのおかげか、次のステップ「文字を読みたいと思う」にはかなり早い段階で到達していたと思います。

Step2:ひらがなを読みたいと思ってもらうための作戦

STEP2:ひらがなを読みたくなる

ひらがなに興味を持てば、「読みたい」と思う気持ちが生まれてくるのは自然なこと。

積極的にひらがなを読む機会を作ってあげました。

ひらがなを読みたくなる作戦①身近な文字を読む

例えば、町の看板、商品パッケージ、塗り絵など、身近にある物に書かれているひらがなに興味を持ち始めたら、全力でサポート。

なんて書いてあるの??

と聞かれたら、面倒でも必ず答えてあげます。

その時は、褒めてあげるのを忘れずに。

ひらがなを読みたくなる作戦②お手紙

幼児さんはどうしても気まぐれ。

残念ながら、周囲にあるひらがなを読む事も、すぐに飽きてしまう可能性があります。そんな時におすすめなのが、お手紙作戦です。

やり方は簡単。毎日1行程度のお手紙を渡してあげるだけ。

子どもはお手紙をもらうととっても喜びます。

「おはよう」「だいすきだよ」「きょうはたのしかったね」といった簡単な文章からスタートして、慣れてきたら2行3行と文章を増やしていきます。

これであれば、楽しく文字を読む練習になるし、親子の絆を深められます。

ひらがなを読みたくなる作戦③こどもチャレンジに入会

保育園に通っているので、サポートするにも時間が限られています。そこで時間をお金で買いました。

役にたったのはこどもチャレンジ。長男の時も入会していたので、今回も迷わず入会。

チャレンジはひらがなに興味を持つ工夫・ひらがなを読む教材が豊富です。それも、遊びを通じて自然に覚えていく事ができます。

ただし、チャレンジでは「量」が少ないのがデメリット。チャレンジだけで、ひらがなが読める・ひらがなが書けるようには、なかなかならないと思います

口コミ

チャレンジをやっても、勉強が身に付かなかった。

意味はない。

という声を見ることがありますが、単純に「子どもまかせ」にしているだけだと思います。

チャレンジを始めとした家庭向け教材は、あくまで「導入」に過ぎないのです。


こどもチャレンジで興味を持ってもらう

こどもチャレンジの素晴らしい点は、子どもの成長に沿った教材になっています。

年少さんから少しづつひらがな、カタカナに興味を持てるように工夫されています。時計ももちろん学習します。

→ こどもちゃれんじに申し込む

こどもちゃれんじ以外にも優秀な幼児用通信教育は沢山あります。6社の有名通信教育の比較記事もありますので参照にしてください。

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失敗したプラン:下心を出しすぎた

ここで一つ失敗したプランもご紹介。大好きな絵本なら文字を読んでもらうだろうと期待して買った絵本があります。

見開きでひらがな1文字とイラストが描いてある構成。ひらがなを覚えるのに最適と本屋で紹介されていました。

これなら、ひらがなを覚えてくれる。と期待して購入したのですが、大失敗!!全く読んでくれませんでした。一緒に読もうといっても拒否される始末。

息子だけでなく娘もNG。今もきれいな状態で残っている絵本です(笑)

冷静に考えて、面白くないんですよね・・・・

1歳児向けの絵本のような気がしますが、本が大きすぎて1歳児には向かないのでちょっと使いどころがわからない絵本でした。

やはり、下心がありすぎると本を選ぶ時も冷静さを失ってしまうのでしょうか・・・

Step3:ひらがなを書きたいと思ってもらうための作戦

STEP3:ひらがなを書きたくなる

実は、2人の子どもがいつ字を書き始めたのか、あまり覚えていません。

お絵描きをしている紙に気づいたら文字らしきものが書いてあった。とおぼろげに覚えています。

ただ、文字の書き方を教えてほしい。と言われたのは2人とも同じきっかけ。

それは、保育園のお友達にお手紙をもらった時。やはり、お友達との交流はインパクトがでかいんだなと思います。

この事から逆算すると、文字を書きたいという気持ちを育む事がこの作戦の本質になってきます。

ひらがなを書きたくなる作戦①鉛筆・クレヨンを使い慣れる

ひらがなを書きたいと思っても、鉛筆を使ったことがない子が突然ひらがなを書くことが出来ません。書きたいという意欲を持つ前から、鉛筆やクレヨンを使い慣れている事は非常に重要です。

子どもは迷路や塗り絵が大好き。鉛筆を使う遊びをしているうちに、だんだんと上手に書くことができるようになります。

当然、鉛筆やクレヨンを使う事に自信がついてきます。その自信が「もっと難しい事に挑戦したい」という気持ちを生むと思います。

2歳3歳の頃から積極的に練習をする機会を持つことが重要です。

このサイトでは、無料でダウンロードできる鉛筆練習プリントをご用意しています。是非、ご利用ください。

運筆力をもっと詳しく

運筆力をもっと詳しく知りたい方は、「運筆力はなぜ重要?2歳から楽しみながら運筆力を高める方法」の記事をご覧ください。どのようなトレーニングが運筆力を高めるのに有効か説明しています。

ひらがなを書きたくなる作戦②コミュニケーションの手段だと理解してもらう

別にお友達からお手紙をもらうのを待つ必要もなく、パパ・ママからお手紙をもらえば、私(僕)も書きたい。という気持ちを持ってくれると思います。

パパ・ママが協力して、「ママにお手紙を書いてみない??」と声掛けをすれば、喜んで書いてくれると思いますよ。

保育園・幼稚園のお友達と文通へとつながっていくと思います。

誰かに喜んでもらいたい。だから、文字を書く。でも書けない。もっと練習しよう。という気持ちの流れを作る事が出来れば、勝手に文字を書く練習を始めてくれます。

この段階になれば、どんどん知育プリントを活用してください。無料でご用意しています。

ひらがなを書く練習で注意する事

初めて文字を書く姿はとっても感動的です。成長を感じられますよね。でも、4~5歳の頃は書き順はぐちゃぐちゃでもいいと思っています。

文字を書くのはコミュニケーション。この「伝えたい」という気持ちを大切にしてあげてください。

書き順や汚い字の矯正は難しいから、最初が肝心!!という意見があると思います。

でも、指導が入ると怒るんですよね・・・・

だから、諦めました。

ただ、小学校に入学する前には、矯正をしてあげた方がいいです。幼児期のひらがな練習の目的は、小学校入学時のストレスを少なくすること。

せっかく文字の読み書きはできるけど、書き順がめちゃくちゃ。だと学校で指摘されつまらなく感じてしまいます。

時間の作り方

ひらがなを練習する時間がない・・・というのは、共働きの我が家にとってかなり重要な問題でした。でも、1日10分程度なら頑張って時間を作ることは可能だと思います。

6歳になった今では、毎日21時から10~20分勉強タイムと決めています。娘もこの時間は勉強の時間と分かっているので、自然と机に向かいます。

コツは、毎日決まったタイミングでやる事。それを続ける事の2つです。

人間は本能的にルーティンが大好きです。その本能を上手に活用します。

ひらがなを覚える練習は0歳から始まっている

心の声

結局、ひらがなの勉強はいつ始めればいいの?

答えは0歳から。

0歳からできる知育は沢山あります。特に、おすすめは絵本の読み聞かせ。楽しくできますよ。

また、鉛筆を使い始めるのは2歳くらいから。ひらがなを読むのは早い子で3歳から。書き始めるのは4歳からが目安でしょうか?

ただ、他人と比較する必要は全くありません。子どもの「したい」という気持ちを作るのが先です。この「読みたい」「書きたい」という気持ちを持ってもらうように促すことが第一優先。

それが出来た後なら、楽しみながら「読む練習」「書く練習」をしてくれます。

ただし、

知育はいつスタートしても遅い

という事はないと思います。こどもの「学びたい」という気持ちをサポートする事から始めればいいと思います。

この記事をで何かのヒントになれば、とっても嬉しいです。

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  • この記事を書いた人

ちいパパ

パパが知育に目覚めた!?
現在2児のパパ。息子の中学受験をきっかけに娘の知育に興味を持ち、家庭知育に取り組む。娘のために作った無料知育プリント【リピプリ】を公開中。

詳しいプロフィール << 子どもの可能性を広げるために、パパ・ママが出来る事

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